さぁ、さぁ、舞台稽古6回目を終えて、私も意見言おうかな!!
このブログ、結構管理してます北川和歌子です。こんにちわ
今回、解離性同一性障害をテーマにする企画を構成する際、障害者支援団体のいろんなイベントに足を運びました。
自分は障害者である、という事を精神障害者同士言い合うイベント、
障害ある人が地域住民に、歌などを披露するイベント、
対象が様々なら、表現もいっぱい。
様々は人間同士が必死に生き合う、生命力の強さをたんと見せられた!
私はそう感じました。
色んなものを見た結果、会議し、結局今回の舞台では、健常者と呼ばれる人が、その目線から感じ取ったものを幅広い層のお客様に伝える、という形を取ったのです。
解離性同一性障害の理解を高めるには、実際その障害の人が
「こういう所が大変なんです!!つらいんです!」
と演説した方が説得力はあるかもしれない。
しかし、それでは中途半端に世界が狭くなってしまう。
その障害に興味がある人にしか触れられないのではないか・・・。
私は、社会全体に伝えたい、そう強く思っております。
そこで、ドラマ性が高く、生身の人間が近くで演じるという舞台になりました。
精神障害関係のイベントの中で、一番印象に残った言葉があります。
それは、生まれつき自由に体を動かす事が出来ない障害を持った役者さんの言葉。
「障害を持っていても、夢を諦められなくて声優の学校に行った。初めて、普通の学校に行った。卒業して、初仕事の時、初めて人に怒られた。
{自分は障害者だってコトに甘えてるんじゃないの?マイクの前に立った時から、あなたと私は何ら変わりはない。もっと勉強しなさい。}と。」
その言葉があったおかげで、今もずっと続けられているらしいです。
もし、障害者だから仕方ないという理由で怒られなかったら、僕はただ、演じたいから演じてるだけ、それでOKになってただろう。とまで言っていました。
今まで、障害者という立場で、年金をもらい、障害者手帳で色んなものが免除される生活を送っている人が社会に出ると、びっくりするのではないだろうか。
医師は、たまにこんな台詞を吐く
「患者を甘やかしちゃいけないんです。」
この台詞は時に、合っているようで間違った心療の仕方で、間違った心療の仕方のようで、時にその言葉が患者を助ける。
今回は、何かと難しいテーマではありますが、伝えるものがあるから私はここにいる、それはコメディー映画やアクションと何ら変わらないと思う。優しい意味での特別な言葉は何もない。
私は自分の立場、ここにいる意味、もう一度自分に問いただし、お客様のハートにぐっとくるものを作り上げたい!!